手根管症候群とは?

手根管症候群とは?

手根管症候群とは、本人には原因不明の手のしびれや痛みが起こり、酷くなると筋萎縮を起こして、物をつかんだりすることが困難になってしまう手の病気です。手根管症候群の原因は、腱鞘炎やむくみ・骨折・腫瘤などによって、手の神経が慢性的な圧迫を受けることによって起こるとされています。神経の圧迫がしびれを起こし、やがて痺れから痛みへと徐々に悪化していき、最終的には手を思うように使えなくなっていきます。昨今では、人差し指・中指・薬指の三本に痺れを感じたら、手根管症候群を疑った方が良いと言われているそうです。もし、そのような症状を感じたら、すぐにでも病院での診察を受けるべきでしょう。これ以外にも、最近では、人工透析やホルモンバランスにも原因があるのではと言われています。手根管症候群は、男性より圧倒的に女性患者が多く、特に女性患者でもホルモンバランスが崩れ始める中高年女性や妊娠中の女性に多く見られるからです。手根管症候群の症状は、目覚めの時間前後に感じることが多く、手指の痺れで目を覚ますこともあると言われています。症状が出始めの頃は、手を振ったり、マッサージをすることで症状が治まりますが、原因となっている要因を取り除かなければ自然治癒の可能性はなく、悪化の一途を辿ります。そして、その原因が特定出来ないケースの方が多いのです。筋萎縮を起こしてしまってからでは取り返しが付かなくなりますから、症状を感じたら少しでも早く病院に行くようにしましょう。